Sustainability Talk 007

モータリゼーションにおいて安全、環境に関する最も重要なアイデアを3つ挙げて下さい。

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Munich / Germany

それは難しいですね。なぜならどのように問題を区別しているかによるからです。
あるインタビューで、「我々はロードセーフティについては3つの基本的なエリアを持っていなくてはならない」と話しました。
インフラ、クルマ、そして人間です。三つ目はドライバーと歩行者両方の意味です。
別の区別をすれば、たとえば道路での衝突事故で言えば、事故の前の問題か、事故時なのか、事故後の問題なのかということになります。
事故の前なら、教育の問題です。また適切なレギュレーションがあったか、適切な品質であったか。
衝突時、迅速な救出が必要となります。救急サービスは重要な要素です。
事故の後は、治療であり、事故調査、事故状況の分析などがあります。
また、他に、政治的なアプローチや理解、アクティビティがないと、ロードセーフティを向上できません。国によって問題も異なりますが、もし国が問題を理解できないなら、環境や安全に関するサステナビリティを向上することはできません。つまりこれは、よりマネジメントに関わるアプローチで、重要なものの一つです。
またそこで主要な衝突原因を認識すること。例えば、シートベルトを着用しているかどうか、飲酒運転かどうか、モーターサイクルの場合はヘルメットを着用しているかなどです。
国内の異なるエリアで起こった死亡事故、障害を残す事故の主要な原因を理解することが、国のポリシーにおいて重要なアプローチです。
最も重要なのは、全体的なアプローチであり、またシステム的なアプローチです。交通機関、教育、交通行政などが互いに関与し合いながらのアプローチです。全ての機関やそこにいる人々が同じ目標を目指してともに働くのです。
もっと一般的なアプローチをするならば、よいポリシーとよい戦略を持たなくてはいけません。
もし政府が交通安全を重要な課題と位置づけるならば、政府は世界道路交通安全カンファレンスに参加すべきです。これは彼らが変化を起こすための政治的合意の最初のデモンストレーションで、もし彼らがこのような国際交通会議に注意を払わないならば、あまり高い到達点に達することを期待できないでしょう。
このようなことは、世界共通であり、誰ががどんな立場にあるかは関係ありません。
UNCEは、北アメリカ、ヨーロッパ、南アジアという意味で、我々は政府間同士の作業チームを作っていて、道路交通安全の向上を図っています。それは発展する必要があります。なぜなら常に新たな解決法が求められますので。開発による技術の変化に対応するために。常に、他の国よりも進んでいるものがあり、時間短縮のために重要なのは、実践に最善を尽くすことと、他の国に追いつくこと。UNECの道路交通安全部門は、途上国政府がコンベンションや国際会議に参加するのを歓迎します。それは交通安全を促進するためだけでなく、人々の往来を促進し文化文明の発展を促進するためのものですからね。
ヨーロッパに日本から来たとして、運転免許があれば車の運転ができ、レンタルすることもできます。しかし、もし国が条約国でなかったら、車に乗ったりレンタルすることができないでしょう。他国に行くこともかないません。
まず第一に、人々の自由な往来の促進を合意に基づく法的コミットメントで実現させなければなりません。