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Global NCAPとASEAN NCAPによる共催イベントin Bali開催される

Global NCAPとASEAN NCAPによる共催イベントin Baliが2019年11月19日から21日にかけてインドネシアのバリ島で、

  1. Global NCAP Stop The Crash
  2. ASEAN Automobile Safety Forum
  3. The 4th International Conference on Sustainable Mobility (ICSM)2019
  4. 6th International Conference on Electric Vehicular Technology (ICEVT)

の4つのカンファレンス及びイベントが同時開催された。

開催場所は、カンファレンスがFour Points by Sheraton Ungasan Bali、Stop The CrashがGaruda Wisnu Kencana Cultural Park駐車場で行われた。
参加者は、インドネシア政府機関、安全の専門家、道路安全の専門家、インドネシア及びASEAN地域を中心に世界各地の交通研究者、学生、マスコミ等であった。


カンファレンス会場Four Points by Sheraton Ungasan Bali


イベント会場Garuda Wisnu Kencana Cultural Park駐車場

1. Stop The Crashイベント

11月19日20日は事前準備とリハーサル、21日は本番。
インドネシアで初めてのStop The CrashパートナーシップイベントはASEAN NCAPとMIROSの支援を受けてのものである。この日デモンストレーションされた自動車安全の新技術は、Stop The Crashの4ピラーから以下の3点
(1)ESC
(2)AEB
(3)Motorcycle ABS
それに加えて、ASEAN NCAPの2輪対策から
(4)Blind Spot Detection
の4技術であった。

ESCはZFのdirectionのもとトヨタ車で行われた。
AEBはBOSCHのdirectionでホンダアコードが参加し、InterurbanとCity のデモが行われたが、残念ながらデンソーdirectionホンダ車参加で行われる予定であったAEB-Pedestrianは、テンパサール空港でダミーの通関ができず実施できなかった。
Motorcycle ABSは、Continentalのdirectionでアリナシを見せるという従来の形だった。
Blind Spot Detectionに関しては、ホンダの協力のもと実施された。

事前の準備も2日間かけ万全を期し、多くの来場者がデモに参加し、新技術を経験し、Stop The Crashパートナーシップイベントは、成功裡に終わった。
ただ、来場する予定であったインドネシアの交通大臣クラスのVIPが来場せず、インドネシア国内における安全に対する認識レベルは若干低いのではないかという印象を残した。


Stop The Crashイベント開会式


ESCデモンストレーション


AEBデモンストレーション


Motorcycle ABS
デモンストレーション


Blind Spot Detection
デモンストレーション

2. ASEAN Automobile Safety Forum

ASEAN NCAP 2021-2025の新しいRoad Mapが発表された。その新評価軸は従来の4本
1.AOP
2.COP
3.セーフティアシスト (SA)
4.モーターサイクリストセーフティ (MS)
を発展させたものとなっている。

特にモーターサイクリストセーフティに関してはNCAPの中で現在、ASEAN NCAPだけが評価軸としている。これらの柱のそれぞれについて、ASEANの状況に合わせて車の安全スタンダードの向上を図るためANCHORⅡで話し合い協議検討を重ね、以前の格付けシステムに追加の要素と改善を行い、以下の14のプロトコルが発表された。

  1. Vehicle Specification, Sponsorship, Testing and Retesting v1.0
  2. Fitment Rating System v1.1
  3. Assessment Protocol – Adult Occupant Protection v2.0
  4. Assessment Protocol – Child Occupant Protection v2.0
  5. Assessment Protocol – Safety Assist v2.0
  6. Assessment Protocol – Motorcyclist Safety v1.0
  7. Test Protocol – Offset Frontal Impact v3.0
  8. Test Protocol – Side Impact v2.0
  9. Test Protocol – Knee Mapping Sled Test v1.0
  10. Test Protocol – AEB Systems v1.0
  11. Test Protocol – Blind Spot Detection v1.0
  12. Test Protocol – Blind Spot Visualization v1.0
  13. Test Protocol – Advanced Rear Visualization v1.0
  14. Test Protocol – Auto High Beam v1.0

その他にも、インドネシア運輸省の交通関連主幹局長よりインドネシアの自動車事故と対策に関する現状報告と分析、GLOBAL NCAPよりGLOBAL NCAP及びLATIN NCAPの現状のpresentationが行われた。10月21日から26日までMalaccaで開催されたVehicle Safety Week 2019の報告もされ、毎日行われたクラッシュテストでBMWが4Starだった (シートベルトリマインダー非装備)と発表され会場内に驚きの声が起こった。最後に表彰授与、感謝状授与が行われ閉幕した。


主催者からRoad Map発表


インドネシア運輸省の交通関連
主幹局長よりpresentation


GLOBAL NCAPよりpresentation


表彰授与、感謝状授与

3. The 4th International Conference on Sustainable Mobility (ICSM)2019

持続可能なモビリティとグリーンビークルの分野で世界をリードする専門家を集め 、第4回ICSM 2019が開催された。より安全で、より環境に優しく、より効率的なモビリティの目標を達成することを目的とした40の研究発表が4会場を使い行われた。


presentation風景

4. 6th International Conference on Electric Vehicular Technology (ICEVT)

ウダヤナ大学バンドン研究所の主催のこの会議は、電気自動車技術分野の代表者が新しいアイデアや応用経験を交換し、グローバルなコラボレーションを促進することを目的としている。

【Keynote speakers】

  • Prof. Elham Sahraei
    Temple University, USA
  • Prof. Simon Shepherd
    University of Leeds, UK
  • Prof. Kikuo Kishimoto
    Tokyo Institute of Technology, Japan
  • Prof. Qing Zhou
    Tsinghua University, China
  • Prof. Masaki Omiya
    Keio University, Japan
  • Dr. Sigit P. Santosa
    National Center for Sustainable Transportation Technology
  • Dr. Stephan Brandl
    AVL List GmbH, Austria

【COVERED TOPICS】

  • BATTERY TECHNOLOGY&MANAGEMENT SYSTEM
  • CONTROL SYSTEM ELECTRIC SYSTEM, DRIVES, MOTORS, MACHINERY
  • ELECTRIC VEHICLE SYSTEM AND INTEGRATION
  • POWER ELECTRONICS AND ITS APPLICATIONS
  • ELECTRIC VEHICLE BODY CHASSIS AND PLATFORM
  • ELECTRIC VEHICLE SOCIO-ECONOMICAL IMPACT
  • TRANSPORTATION SAFETY
  • LIGHTWEIGHT STRUCTURE
  • COOLING SYSTEM FOR ELECTRIC VEHICLE

and Others

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