「ANCHOR IV」第2回会議 レポート
(21/10/2022 Shigeki Ishikawa)
2022年10月21日(金)MIROS本部 (Kajang, Malaysia)でANCHOR IV 2nd Meetingが開催された。会議はface-to-faceとonlineの参加が可能で、多くのANCHOR IVパートナーが参加して行われた。
2022年4月からスタートしたANCHOR IVには10を超える研究テーマがあり、それぞれの研究テーマの代表者からプレゼンテーションが行われた。
プレゼンテーションに先立ちASEAN NCAP 2026-2030のProtocolの開発状況の報告があり(Protocol開発メンバーはMIROS、各研究者、OEM/ANCHORパートナー)などで構成)2024年4月1日にその全容が発表される予定である。
その時点で4つの柱のAOP、COP、Safety AssistのProtocolもアップデートされるがMotorcyclist SafetyのProtocolはより拡充されるだろう。
今回の研究テーマには二輪に関する研究報告がいくつかあった。
主なものは以下:継続研究中である
- 二輪車事故に関するソーシャルメディア映像研究:車両の死角領域との関連性について
既に230本のビデオを収集しデータ分析中 - 二輪ドライバーへの天候影響とハイビームの影響
- 二輪ドライバーの頭部への衝撃アセスメント
加えて、CATARCからのプレゼンテーションがあった。エポックとしては、CATARCでは小型電気自動車のProtocolにも取り組んでいると発表された。
ASIAN CVAP (Commercial Vehicle Assessment Program)からのプレゼンテーションでは、
- Protocol開発に関してどのタイプの商用車を対象にするか
- どのCrash test(Full frontal or ODB)から取り組むのか
- 地域割は日本+韓国、中国+ASEAN、インド+サウジアラビアするのか
等検討中ということだった。
全てのプレゼンテーション終了後「ASEAN NCAP Towards 2026-2030」Protocol開発に関して、ANCHOR IVパートナーとASEAN NCAPの個別Meetingが行われている。