Sustainability Talk 001

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フランクフルト近郊のバドハンブルグ駅の
「パークアンドライド」

FIA Foundationが行なっている「Make Road Safe」キャンペーンは、今年で10周年を迎えられ、ここローマで記念カンファレンスが開かれました。まずは、おめでとうございます。
「Make Road Safe」キャンペーンとはどんなものか、お教えください。

私たちは、まず最初に『Make Roads Safe』キャンペーンを通して、特に発展途上国の交通事故による死者と負傷者が急激に増加していることを世界じゅうに知らしめるようとしています。
皆さんは知っていますか? 2015年までに、交通事故は、地球上の5歳以上の子供と若者たちを最も多く殺す殺人者(killer)になると予測されていることを。
しかし、『多くの交通事故は防ぐことが可能だ』と私たちは既に知っていますよね。ですから、この悲惨な大量の死は必然ではありません。
『Make Roads Safe』キャンペーンは2020年にはこうあるだろうと予測された交通事故死者レベルを、50%減少させるという目標を掲げた10年にわたる交通安全活動ですが、来年、国連でも活動し始めることになります。
この目標を達成することができたなら、私たちは、500万人の命と、5000万人以上の負傷者を救うことができるでしょう。

日本の人々と企業は、『Make Roads Safe』キャンペーンの目標を達成するために何ができますか?
『Make Roads Safe』キャンペーンは、どんなノウハウやどんな技術を必要としていますか?

できるだけ多くの人々が、私たちが10年にわたってやってきたこの活動の呼びかけに対して支持してくれることを願っています。
キャンペーンウェブサイト(http://www.makeroadssafe.org/)に行ってみてください。そこで、皆さんはこのキャンペーンに対する支持を表明することができます。
日本政府には、今年の11月19日〜20日にモスクワで開催される、初めての交通安全に関する世界閣僚会議(The global Ministerial Conference on Road Safety )で、主役を演じてくださることを希望します。
また、日本の企業は多くの方法で『Make Roads Safe』キャンペーンを支えることができます。
例えば、企業は企業自身が仕事に使うクルマについて、最も安全なクルマを選び、交通安全の規範にてらしてマネージメントすれば、『Make Roads Safe』キャンペーンを支えることにつながります。
また例えば、もっともっと安全なクルマをつくり、世界中に供給し、日本国内だけでなく海外現地でもしっかりと交通安全教育をされたドライバーを使うだけで、このキャンペーンを支えることになります。
日本の民間レベルでは、国連、世界銀行といった世界的NGOと協力して発展途上国における交通安全プロジェクトに貢献できます。