Sustainability research 18

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Paris / France

次の質問ですが、C2Xのテクノロジーは、安全に寄与できると思いますか。

はい、そう思います。大きな一歩のひとつです。
こう言い換えましょう。C2Xなどのクルマのコミュニケーションは、次世代センサーシステムです。
それは技術的問題ですが、一般的には、インフラや他のクルマとのコミュニケーションは、付加的な情報システムです。
私自身の情報システムのほうがまだ良いのです。
問題は、そのような情報を得るには、どのような技術がベストかということです。
どんな技術、あるいはどんな品質のものを得るかを決めることによって、たとえば安全に役立つソフト的なセーフティアプリケーションを得られるかどうか、または、赤信号なのに横断しかけるのをクルマが自動で停止するといったセーフティアプリケーションのハード的な機器を得られるかどうか。
クルマはそれ自体が赤信号では止まるとインプットしてあるので、赤信号で停止できるのです。多くのparticipantsが行なうテクノロジー、クルマとクルマが交信し合うテクノロジーたとえばワイヤレスLANなど、これらは大変良く、パーフェクトです。

しかし、ひとつだけ欠点があります。
全てのクルマがその装置を搭載していなくてはならないことです。
たとえば20%のクルマが、その装置を搭載しているとしましょう。
その段階では、あなたができることはひとつもありません。
なぜなら、情報を取得するのに十分なクルマとコミュニケーションが取れないからです。
ですから、あなたは多くの犠牲を払わねばなりません。
5年、6年、あるいは7年、ボーナスもなく、得られる利益は何もありません。
しかし、誰がそれを払うのでしょう。
クルマのメーカーですか、販売会社でしょうか。
彼らがそのような未来の技術、ハードウェアを買わなければならないのでしょうか、何の利益もないのに。
そのようなことには、インフラのプロバイダーは何の興味もありません。
それは、素晴らしいものかもしれませんが、普及は非常に難しいのです。

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Geneva Motor Show

他の方法は、クルマからメインホストへ伝え、そしてクルマに還元するものです。
たとえば4Gや、大変速いLTE function高速通信機能などですね。これらは、soft safety function を受け入れることができます。
たとえば、高速道路に工事中の場所があり、その場所がどこか、位置を知らせることができます。
そこを通過したクルマがホストに正確な場所、どちらのレーンかを知らせます。
その情報は、 ホストから周辺エリアのクルマに伝えられます。
ほんの数秒で、工事中のエリアのクルマから他のクルマに伝えられるなら、十分なゆとりを持って事前に他のクルマに警告を発信できます。
そうなれば準備ができるので、次のコーナーの前で左レーンにおいて工事があることを知り、速度を落として走ることができます。
これは非常に素晴らしいことですね。
また、他の特長は電話の技術の応用です。インフラやクルマなどからホストに知らせ、交通やクルマに情報を還元するのが、より簡単になります。

ウィーンで開かれる次のITS会議では、我々は、そのようなアプリケーションの数々を披露する予定です。
我々BMWは、これが電話の技術を車載の他の技術に応用するために、さらによい最初のステップになると信じています。
C2X communicationを紹介するのに、さらに良い最初のステップになると信じています。
もちろん、その後も、ワイヤレスLANなどを使ったCommunicationの開発を進めます。
しかしそれは第2のステップにすぎません。
なぜなら、十分なクルマに装置を設置するためには、そのの技術を受け入れる前にアプリケーションを構築する必要があるからです。

ウィーンでお目にかかるのが楽しみです。

我々のブースでは、たくさんのデモンストレーションを行ないます。
オーストラリアのtraffic providerとのコラボや独自のアプリケーションもデモンストレーションします。
たくさんのBMW車のデモンストレーションで、よいアイデアやに関連するアプリケーションを披露します。

参考資料