Sustainability Talk 004

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New York City / USA

小さなクルマがアメリカで走る時、小さなクルマ自体の安全における問題点は何でしょうか。小さなクルマにはどんな技術が必要でしょうか。
逆に大きなクルマには何が必要でしょうか。

大きな車とかつてない大量の小さなクルマが、同時に路上を走ります。
大きなクルマには今まで以上に小さなクルマを守る義務が生じると思いますが、大きな車に対して小型車を保護する義務を政府が指導することはありますか。

自動車工業会ののアライアンス、インシュアランスにおいて、自発的プログラムを採用しています。「正面衝突、側面衝突に際してコンパチビリティを持ちなさい」とうたっています。
正面衝突に関して、形状ではフロント・バンパー・ゾーンが、同じ高さにあること。あるいは大きなトラックの場合は、サブエンゲージメント・ストラクチャーなるモノを設けなさいということです。
大きなピックアップ車ではなく小さな車に対しても構造上の剛性を維持できるようなところでぶつかるような、乗り上げとか沈むということが起こらないような、構造上での正面からがっちりかみ合うような形であたるようにしなさいということです。
コーディネートはIIHSです。
IIHSは、この自発的プログラムで14%の改善が見られたと報告してきています。
自動車業界は我々に対して「正面衝突、側面衝突で大きな車も小さな車も吸収するエネルギーは同じくらいである」ともコミットしています。現在、我々は独自にそれについての評価を行なっているところです。

これからのハブリッド車や電気自動車が増えてきますが、その際のハイブリッド車や電気自動車における安全の問題点は何でしょうか。

まず、リチウムイオン電池の技術に関してですが、現在のハイブリッドの電池の技術はリチウムイオン電池ではないので、今はそれほど大きな問題になっているとは思えません。リチウムイオンの電池が安全であるようにと今、皆が努力をしています。我々も代替燃料に関する資金を増やしているところです。
もちろん、それにはリチウムイオン電池も含まれます。
資源エネルギー省とカーメーカーとも連携して問題に取組んでいます。

火災事故についての報告はありますか。

ありません。
今のところリチウムイオン電池を乗せたクルマの数は、とても少ないですから。
しかし、リチウムイオン電池の安全性はが確実に担保されなければなりませんね。