Sustainability Research 003

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Ulsan / Korea

より多くの電気自動車が走るようになると、大きな車、小さな車が道路上に混在します。そこで安全の問題が出てきますが。

安全面では、小型の電気自動車には二つの問題があります。
まず、電気自動車の安全について我々にはまだ経験がありません。
そのため何が問題になるのかわかっていない。
走行中の電気によるショック、接触、バッテリーの問題、出火の問題などなど、リスクを最小限に抑える努力が必要ですが、電気自動車の安全性の問題やレギュレーションに関する調査や研究には時間がかかります。
普及まではおよそ5年は必要でしょう。
しかし、それを待てない状況です。
ヨーロッパでも安全基準を設けていますね。
小さな電気自動車の安全基準に関する政府の方針の周知が必要です。
例えば、電気自動車のクラッシュテストがまだありません。
大小のクルマが道路上で混在する場合に起きる問題はまだわからないのです。
ソウルでは最高時速60kmと80kmの道路がありますが、電気自動車は60kmの道しか走れないようにすべきです。
また、都市間をつなぐ高速道路では100kmです。
小さなサイズの電気自動車は高速道路を走らせない。

電気自動車に合わせて、交通システムのコンセプトを変えるということですか。

リクスを最小限に抑えるならそうすべきだと思います。

小型車にはいろいろな問題がありますが、どんな問題が起きるでしょうか。

Euro-NCAPはクラッシュテストですが、大きな車のケースには当てはまっても小さな車はNCAPのスタンダードには適しません。
昨年末に韓国の今年のベストセーフティカーが決まりました。
ベストセーフティカーのセレモニーを開くのは韓国ではこれが初めてでしたが、そこでベストセーフティ車と小型車のベストセーフティ車を決めました。
問題は、小さな車の安全性は大きな車の安全性と比較はできないことです。
韓国には、オフセット衝突、ブレーキシステム、対歩行者の問題、サイドインパクトなど70以上のポイントを評価するシステムがあります。
小型車の安全性の問題は大型化することではなく、各論を統合してバランスをとるということです。
それをトータルアセスメントと呼んでいます。
我々は小さな車を普及させていかなくてはなりません。
小さいから安全ではないと言うことはできません。
消費者にも生産側にもこれを広めなくてはいけません。