久保田秀暢(後編)
London / UK
イスラムの方が多い街とか市とかありますよね。
この辺にもモスクがありますよ。
今回のチュニジアに端を発した革命があって、また難民増えるでしょうからね。
陸続きのところは受け入れざるを得ませんからね。
フランスなどはロマ族などをルーマニアに送り返したりしているけど、焼け石に水ですよね。
すぐにもどってくるし。
昨日も思ったんですけど、ケバブの店とか、ハラルと書いてある店とかいっぱいありますよね。
ここは国際都市だからということもありますが、イスラム教徒の人口も増えているし、島国のイングランド、UKですら、イスラムの問題がすごいという話ですからね。
イスラム教は教義からすると多民族である異教を排除するというのがありますよね。
そうした社会的背景もあり、出来るだけ脅威を排除しようという意味の保護主義があるように思いますけれど。
経済的停滞があり、宗教、民族の問題があり、中国、インドなどの台頭など、並べていくと保護主義にならざるを得ないシチュエーションがすごくあると思います。
それは誰が決めているんですか?みんな白人の人はそういう感覚を持っているんですか?
僕は英語を2週間に1回ぐらい習っているんですけど、その英語の先生も話すとやはり持っていますよね。
会議などで話していても全体的にやっぱり危機感はありますよね。
今、どこの国でもナショナリズムが台頭していますけれど、それに対して半分共感もあるんですかね。
あると思います。
融合というのは難しいですね。
国内的にはそうした問題を抱え、国際的には中国、インドなどの脅威にさらされ、産業界からは突き上げをくらい。
でもECは、ひとつになった27カ国はやっぱり大きいですよ。
大きくなって良かったですよね。
Geneva / Switzerland
もともと同じ国のようなもんですからね。
ベルギーの王族とオランダの王族が結婚したりしているわけですから。