Sustainability talk 13 久保田秀暢(後編)

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Munich / Germany

日本なんてどうにもなりませんからね。
韓国とはしょっちゅう喧嘩だし、中国ともそうだし、もともと中国と一緒になろうとも思いませんけれど。
単独で戦うのは結構厳しいですよね。
新しい国づくりはどっちに行けばいいんでしょうね。

だんだん日本人も国際社会にさらされて、変わらざるを得ないですよね。
まあ、やっぱりここだけが世界じゃないよと。
ジュネーブが世界の中心と思っているじゃないですか、基準作りにおいて。
しかしそれだけではないよということを言っていくしかないんでしょうね。
こっちに住んでいたら、ここだけが中心ではないと思いますけどね。

ちょっとくだらない話ですけど、先日飛行機乗っていたときにルートの世界地図を見ていて、温暖化進んだら本当にみんな困るのかなあって、ふと思ったんです。
ロシアって北の方にあまり山がないんですね。
だから大平原ですよね。
これがもし温暖化で氷が溶けたら、ロシアはとても豊かになるんじゃないかと。
不凍港も増えるし、温暖化進んだらロシアの国益にはかなっているよなあとか、この国はどうだろうとか。
順番に見ていて、日本は確かに温暖化にならないほうがいいなあと思って見ていたんですけど。
温暖化悪いことばかりじゃないじゃないかと。
この大氷原が耕作地に変われば。
そこまで気温が高くなるかはわかりませんが。
物事の考え方は見方によって絶対に違うなあって。

日本人やヨーロッパ人が思っている温暖化はダメだという常識ひとつとっても、国際社会で見れば、それで利益をこうむる国はいっぱいあるなあと思うのです。
温暖化で困るのは、今の気候で恩恵を受けているところだけであって、気候が変わって得するところはいっぱいあるんじゃないかと。

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Paris / France

ロシアなんて北方領土を押さえていないと、軍艦の出入りが出来ないのが、北極海が開いたら、全部いけますし、これは大きい。
軍事的にも最強の国になるなと地図を見ながら思いましたね。
モスクワは熱くて住めなくなるかもしれないけど、もっと北に住めばいいという話ですからね。
毎日マイナス30度じゃ嫌ですもんね。
マイナス10度ぐらいの方がいいでしょう。

北欧だって犬ゾリツアーができなくなるかもしれないけれど、経済的に発展した方がいいでしょう。
と思いますね。
土地的に言うとそっちの平原の方がいっぱいあるわけだからそれは喜ぶ国も多いんだと思って。
常識的だと思っていることも地図1枚見るだけでこんなに違うんだなあと思いました。