今、あなたが最も重要視し、また今後期待している
安全と環境性能における技術や考え方を三つずつ挙げてください。
Washington D.C. / USA
先ほどの衝突回避テクノロジー(Crash avoidance technologies)は多大な可能性を持っています。
全てのメーカーからあまりに多くの戦略がでており、それらが成熟すれば事故の大幅な減少が可能になるでしょう。
その分野は車両安全の面で最も大きな可能性を持っていると思います。
技術そして燃費の進歩においては、すでにフリートの電気化という方向に進んでいます。
昨年4月に発表した2012年、2016年の燃費ゴールだけでなく、2017年からはじまる次の一連のルールに関しても、作業するなかで内燃機関もまだまだ将来性をもっています。
代替エネルギー源に関してはメーカ何社かがディーゼルを強く推しています。
また長期的にアメリカがその燃費目標を達成するのはフリートの効果的な電気化であり、これは単にガソリンと電気のハイブリッドだけではなく、個人の移動手段の一部としての自動車のフル電気化を考えることだと思います。
何社かは力を入れており、間もなくその商品部門をアメリカに移そうとしています。
電気自動車はアメリカにおいて歴史がありますが、我々全員非常に期待をかけて見守っています。市場はCO2を排出しない乗用車を大歓迎しているように思え、大きな可能性をもっています。
将来に目を向けたときにNHTSAとして非常に注目しています。
この二つが重要だと思いますが、三番目はマテリアルサイエンスの分野であり、新しい炭素複合材など重い構成材に代わるものを作ることができ、これは安全性と燃費の両面において重要な部分を占めるようになるでしょう。
重い車両を軽く、小型車を頑丈にするチャンスであり、マテリアルサイエンスは大きな可能性を与えてくれます。
New York City / New York / USA
NHTSAは、日本の自動車会社やサプライヤーや研究者と協力できますか。
NHTSAはメーカーから情報を受けるという関係なので、常に自動車メーカーの技術やR&Dを我々の企画のなかにいれて長期的にどのように戦略にアプローチするかを考えます。
そのような関係はこれまでも常に全てのメーカーと保っていましたし、これからもこの関係は変わりません。