Sustainability research 19

つまり、クルマがドライバーの注意力をチェックしなくてはならないということですか。

現時点では、そうですね。
そのように定義づけるなら、絶対にそうあらねばなりません。
また、この法的な定義は、しかし、技術の大きなインパクトがあります。
4つの異なるレベルがありますが、そのうち2つのレベルは、現状では不可能だということになります。
ですから、小さな技術の変更は、ときに、それは許容できるレベルかどうかということなので、ドライバーが運転可能状態にいるかどうかを確認するのは、ドライバーがハンドルを握っているのか、あるいは新聞を読んでいるのか、もし高速道路にいて渋滞にはまったら、低速で止まっては進み、止まっては進みしているのですから、それは既に可能だと言えます。
しかし、その境界はドライバーが運転可能状態にいるかどうか、そして技術面ではどのような手段をとることができるかどうかによります。

このように、私は定義づけが非常に重要であると認識しています。
さらに、既に機能を可能にするための技術の裏付けもあります。
法的な視点、技術的な視点、双方からの親密な協力が必要です。
ほんの小さな法的変更が非常に大きな技術的な変更を伴ったり、あるいは技術的には小さな変更で可能なのに、法的には大きな変更があるために不可能であったりしますね。

ですから、我々は双方の世界を理解する必要があります。
残念ながら、我々の上層機関の運輸省は、双方に関わっていません。
司法の問題はわかりませんね。

写真

London / UK

しかし、私はこう信じます。
将来、自動運転も必ず実現するでしょう。
ドイツでも、この10年以内か、次の10年か。
それはわかりませんが、必ず実現します。
それには法的な問題だけでなく、政治的な問題も関わるでしょう。
政治的なディスカッションも必要です。
誰が、その新しいタイプの事故に対して償うのでしょう。
技術的な問題によって起こった事故に。
メーカーですか、社会ですか。
技術的ミスに関する別の保険が必要ですか。
現在の保険は、人間が起こすミスをベースにしています。
保険は、人間のミスが原因だとわかればカバーします。
今のところ、私にもわかりません。
しかし、我々が取り扱わねばならない問題です。
保険会社か、driving societyか。
それが解決策にもなり得るでしょう。
もし我々が大幅に事故を減らせたら、新たなものを得るでしょう。
その結果、保険料はより安くなるでしょう。

あなたが保険について問うならば、どのようにこれらの技術に利益をもたらすことができるか、なぜなら技術によって事故を減らすことができるから。
原則的には、我々は事故を減らすことに関心がありますが、しかし、保険会社は事故の削減に関心はありません。
事故がひとつも起こらなければ保険は必要ないのです。
オフィシャルには、保険会社は事故削減に常に関心を払っていると公言しますが、結果としてダメージコスト、ヘルスコスト、つまり人間のための保険だと。
しかし、将来は、ほとんどリスクがなくなるとすれば、すなわち保険もいらなくなるわけです。

つまりそこには相反する二つの側面があるのです。
保険会社は決して言いませんが、私にはわかります。
彼らは、リスクが非常に低い状況、事故削減を願ってはいないのです。
彼らは彼らのビジネスに足場を置いているのです。