韓国は、今や充分に自動車大国である。
世界に自動車をデリバリーし、大きな影響力を持ちつつある。
日本と韓国はもっと親密になっていいのではないか。
志を同じくして世界に処してもいいのではないか。
韓国自動車研究の第一人者に訊いた、韓国の現在。
Seoul / Korea
今後、経済危機や環境の問題は、自動車、車社会の安全にどう影響するのでしょうか。まず韓国ではいかがですか。
我々の大統領、イ・ミョンバクは、こう主張します。
「地球温暖化が進む中、2020年までにわが国は2002年比で30%の二酸化炭素を削減しよう」と。
それはわが国の産業にとってはとても高い目標です。
大統領はそのために、電気自動車の普及を促進しています。
30%の二酸化炭素削減のために産業界が選択できる道は二つしかありません。
経済の規模の削減か、二酸化炭素削減のための新たな技術開発です。
そんな中でも、大統領は30%削減を強力に推し進めようとしています。
既に宣言されており、変更はありえません。
交通の分野では、環境配慮型の新しい車の開発が求められています。
それは電気自動車の開発ですが、ヒュンダイは今のところ躊躇しています。
なぜならグローバルメーカーで、電気自動車だけなくハイブリッドカーやガソリン、ディーゼルエンジン車など全車種を作っているからです。
最近のマーケットには、ヒュンダイのLPG+電気のハイブリッド車がありますが、トヨタやホンダはハイブリッド車など環境配慮型のすぐれた車がありますね。
いま、ヒュンダイは日本メーカーに先行されないように考えて努力していると思います。