California / USA
「2020年には30%くらいがハイブリッドと電気、水素自動車でいくのではないかという見通しがある」と、ある自動車エンジニアが話していました。
2030年に半分がハイブリッドか電気自動車、と言っているのですから、それくらいにはならないといけないでしょう。
その30%というのはかなりなボリュームになりますから、ハイブリッドでは遅れをとっているメーカーなどは、その分電気自動車でと考えているようです。
そこで、今後電気やプラグイン・ハイブリッドの方向へいったときに、原子力を頼らざるを得なくなりますね。
電源としては、そうです。
原子力発電や水力、風力、太陽光などに頼らざるを得ないですね。
そういったローカーボンの発電と一緒にやらないと電気自動車は意味がありませんので、当然原子力の必要もあるでしょう。
今、原子力に関しては出口がない状態ですが、今後、見通しはありますか。
それが課題、特に廃棄物の処分が一番の課題です。これをやらないと完結しませんからね。
高レベルの廃棄物に限らず、低レベル廃棄物にせよ使用済み燃料にせよ、日本をはじめ世界重度の国でも課題です。
しかし、処理によってプルトニウムができて、それを爆弾にしたい国もある。
だから、どうやって核不拡散体制、安全を管理し、どう担保するかが原子力を使う最大の条件です。
我々の機関はそういう核不拡散や安全といったテクニカルな問題を担当していません。これはIAEAの担当です。我々は将来原子力を使用するためには、それらの条件を満たすことが必要となってきて、天野之弥さんが事務局長になりましたが(09年7月選出、12月就任)、IAEAと色々と協力していかなくてはなりません。