クラウス・コンパス(後編)
Wiesbaden / Germany
ドイツでもE-コールと救急とが情報を共有するシステムがあるのでしょうか?
コンパス: まだそれほどありません。 いま言ったものは、特別なBMWのアシストというパケットとして、特別な機能として別個に販売しているものです。
アメリカだけですか?
コンパス: アメリカではこの機能を付けたクルマが非常に売れています。 しかしドイツではこの機能はオプションです。アメリカほどは広まっていません。
ドイツではオプションですが、ドイツでもその救急システムは機能するのですか?
コンパス: このオプションを持っているクルマが事故を起こした場合には、まずはBMWのコールセンターに連絡が行きます。 コールセンターで事故の重度を分析してその情報が救急に行きます。
それはアメリカでも同じですか?
ホルツ: そうです。 そして、このオプションを持っているクルマでは、まずドライバーが、自分の声でコミュニケーションがとれます。 もしドライバーに意識がない場合は自動的にコールセンターに連絡が行きます。
私は日本のヘリコプター救急を普及する仕事をしていましたが、何度かADACや軍隊、ラフトレッティングなどを取材したことがあるんですが、これは非常に興味がありますね。
ホルツ: 例えば、BMWに乗っていてイタリアのトスカーナに行き、そこで事故に遭ったとします。 そうなった場合にE-コールに電話すればイタリア語でなく、ドイツ語で緊急時の対応が出来ます。 もちろんイタリアの救急車が来ますが。言葉の問題も解消出来ます。
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